藤倉草履ふじくらぞうり)” の例文
玄関と庖厨かっての入口を兼ねた古風な土間へおり、そこにあった藤倉草履ふじくらぞうり穿いて、ばったの飛ぶようにぴょいぴょいと裏口から出て往った。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)