薪納豆たきぎなっとう)” の例文
綴喜つづきの郡、田辺たなべの里に逗留の道庵先生は、健斎老の取持ちで、何もございませんがと言って、上方名物のよき酒に、薪納豆たきぎなっとうを添えて振舞われたものですから、大いによろこびました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)