“葛西金町辺”の読み方と例文
読み方割合
かさいかなまちあたり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古ズボンに古下駄をはき、それに古手拭をさがし出して鉢巻の巻方も至極不意気ぶいきにすれば、南は砂町、北は千住から葛西金町辺かさいかなまちあたりまで行こうとも、道行く人から振返って顔を見られる気遣いはない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)