菱田春草ひしだしゆんさう)” の例文
しかし雅号ががうと言ふものはやはり作品と同じやうにその人の個性を示すものである。菱田春草ひしだしゆんさうは年少時代には駿走しゆんそうの号を用ひてゐた。年少時代の春草は定めし駿走らしかつたであらう。
続澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
菱田春草ひしだしゆんさうはこの一人だつた。)