莎草くゞ)” の例文
袖中抄に「裹」字をよみて、莎草くゞを編みて袋にしたるをいふ也、万葉集抄には、細き縄を持物入るゝものにして、田舎の者の持つなりといへり。これらは物異なれば名義もおなじからぬにや。
多分は山沢湿地に自生する莎草くゞといふ植物で其袋を製したのであらう。