荻江露八おぎえろはち)” の例文
ほりのお喜代の隣家となりは、炭屋だった。炭屋の二階に、このごろ、お喜代の世話で、坊主頭の大男が間借りして、がらにも似あわない「荻江露八おぎえろはち」という小さな看板を打ちつけていた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)