船出祝ふなでいわ)” の例文
船待ふなまちにしては長過ぎるし、多少寝たには違いないが、絶えず気を張っているので、頭も鈍重どんじゅうになっているところへ、船出祝ふなでいわいに出された酒も少しは飲んでいたので、思わず、居眠りも出たというわけ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)