“腠理”の読み方と例文
読み方割合
きめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故郷の詩人の賞讚する、晴れた日の快活な光を、クサンチスは体中の腠理きめから吸ひ込んだ。此頃ほど顔色が輝き、髪の毛が金色きんしよくに光り、体の輪廓が純粋になつてゐた事は、これまで無かつたのである。
クサンチス (新字旧仮名) / アルベール・サマン(著)
云つてゐるのね。わかれてしまふつて云つたところで、お互ひ、よくなつてゆけば、またかうして一緒になれるンですよ。あんまり腠理きめのこまかいこと云ふもンぢやないわよ、悲しくなるぢやないの‥‥
朝夕 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)