腊葉さくよう)” の例文
それにこの植物の腊葉さくようまで添えたものを送ってよこされた人があって、すっかり恐縮してしまったことがあった。
随筆難 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
腊葉さくようのようなものを数十葉こしらえてみたりしたことはあったが、その後は特別に山野の植物界に立ち入った観察の目を向けるような機会もなくて年を経て来た。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
めくっていると一枚の彩色絵がさし込んであり、また一枚の腊葉さくようがとじ込んである
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)