五、六歳の頃好きな赤飯を喰い過ぎて腹をこわした結果「脳膜焮衝のうまくきんしょう」という病気になって一時は生命を気遣きづかわれたが、この岡村先生のおかげで治ったそうである。
追憶の医師達 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)