肌守札はだまもり)” の例文
「でも、あの夜、形見ぞといって下された地蔵菩薩のお守札まもりこそ、思えば、こうなる約束事の護符だったのでございましょう。いまでは、父御のお手に代って、和子の肌守札はだまもりとなっておりまする」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)