老巧温健ろうこうおんけん)” の例文
その火消し役も、なみな者では、却って火を大きくしてしまうか、収拾のつかない結果にしてしまうおそれがある。老巧温健ろうこうおんけん、そして、人望もある惣右衛門を、そのために、選んでよこしたものらしい。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)