羸弱かよわ)” の例文
おくみの羸弱かよわい手が、自分の頸の廻りに、纏ひ附いて居る為に、踠けば踠くほど、深味へ陥ちて行くやうに思はれてしやうがなかつた。
海の中にて (新字旧仮名) / 菊池寛(著)