羃然べきぜん)” の例文
生死以上の難関を互の間に控えて、羃然べきぜんたる爆発物がげ出されるか、抛げ出すか、動かざる二人の身体からだ二塊ふたかたまりほのおである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)