置露おくつゆ)” の例文
月の十五日には村の家々の軒に立たれ誦経ずきょうされて行かれますが、それとても朝早く日の出ぬ山道の置露おくつゆに、おん足がしっとりと膝のあたりまで濡れて居られますが
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)