粗面岩そめんがん)” の例文
それは半分沼の中へ突出つきで粗面岩そめんがんで、高さ十二フィートあまりの、丁度巨人が横伏したような恰好をしている、敦夫はその岩へ登って、さっき男の姿の見えなくなった辺を覗いて見た。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)