等身とうじん)” の例文
村川は、その部屋のドアを閉めると、応接室のテーブルの下、主人の書斎の安楽椅子の下、等身とうじんの書棚のうしろ、人のかくれ得る可能性を持つ隅々を捜したが、人影は更になかった。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)