竿頭さおがしら)” の例文
一号舟の竿頭さおがしらが百尾釣り二番が九十尾釣ったとして、二号舟の一番が八十尾でも竿頭を横にとって行くので、九十尾の人より八十尾の者が二等になる。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
上下一尺五寸ほどは黒く染めて、上部の黒の中には永楽銭の紋を染め出し、その竿頭さおがしらには「まねき」と呼ぶ一幅三尺ぐらいな五色の布を虹のごとく吹き流してある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)