しかし当人はいずれにしてもつまりは空々若々くうくうじゃくじゃくである。自分はどういう訳で好かれるのか、またどういう訳で下賤さげすまれるのか、そんな事は更に考えはせぬ。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)