神語カミゴト)” の例文
私の考へでは、旋頭セドウ歌・片哥カタウタもやはり、此意味から出てある完成を示したものである。順序として、まづ「神語カミゴト」の初期の模様を語らねばならぬ。
歴史も、文学も、其萌しは此時以後に現れたのである。発生期に於ける日本文学を論じる私の企ても、「神語カミゴト」のはじまつた時を発足点としなければならぬ。