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碧血
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あおち
ふりがな文庫
“
碧血
(
あおち
)” の例文
三輪の万七は娘を家の中へ入れて、
碧血
(
あおち
)
の海を見せ、その顔に浮ぶ恐怖か疑惑か、ともかくも感情の動きを見ようというのでしょう。
銭形平次捕物控:095 南蛮仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
引上げてみると、少し
碧血
(
あおち
)
に染んだ白無垢。紐で縛ってありますが、ほどくと、まぎれもない上質の白縮緬で、白羽二重帯まで添えてあるのです。
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこから平右衛門町までは一と走り、平次が行き着いた時は、雪と
碧血
(
あおち
)
の中に、検死の役人と、石原の利助の姿と、泣きわめく泉屋一家の大混乱を見せられるばかりでした。
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
“碧血”で始まる語句
碧血斑々
碧血紅漿