“石築土”の読み方と例文
読み方割合
いしついじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、くぬぎの防風林と石築土いしついじにかこまれたここの中には、いつもたくさんいる若党や雑人たちの影もなかった。右馬介の兄や甥やらも見えない。くりやの女たちの声と鳥の音だけがしずかだった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)