しばらく此判斷に注意せよ。常理に依るに、是と非とは矛盾の意義コントラアヂクトオリシユにして、その二つのものゝ間に第三以上の意義を容れざるものなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)