目的アテ)” の例文
目的アテもない空間の或一点を、蜘蛛の巣のやうな鈍い眼光で見入りながら、自分が今何を話したかも忘れて、「さう、なくちや——なくちやならぬ」と繰返した。
校長 (新字旧仮名) / 中原中也(著)