盤渉調ばんじきちょう)” の例文
などとかおるのことまでも言葉に出してお恨みになったため、夫人は歎息をしながら少し琴を弾いた。近ごろ使われぬ琴は緒がゆるんでいたから盤渉調ばんじきちょうにしてお合わせになった。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)