白仙羹はくせんこう)” の例文
極めたある時盲人の弟子があり家貧しき故に月々の謝礼もとどこおりがちであったが中元に付け届けをすることが出来ず心ばかりに白仙羹はくせんこうをひと折買って来て情を佐助に訴え
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)