“発頭”の読み方と例文
読み方割合
ほっとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
騒擾事件そうじょうじけん発頭ほっとうたるマドロスも、鼻唄の声さえ、いびきの声さえ、洩れないほどに納まり込んでしまっていると見るよりほかはない。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「よろしうがす、そういう次第ならば、七兵衛さん、わしが言い出し発頭ほっとうで、失礼だが、お前さんの頭へ手をかけます」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)