癩病人らいびょうにん)” の例文
室にはいって来るところを一目見た時、彼は癩病人らいびょうにんにあったごとくハッとして、思わず顔をそむけたほど無気味であった。
しかしあたかも癩病人らいびょうにんの醜き身体を衆人から隠すごとくに自分の汚れた魂を他人から遠ざけることはふさわしき Humility ではないであろうか。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)