痴愚ばか)” の例文
旧字:癡愚
それは、私が痴愚ばかになったという第一の証拠だが、ハチロウのことをすっかり忘れていたのだ。私とナエーアが、この水面下の島で朽ちはててしまうのはよし。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これも、私がまったく痴愚ばかになったためか、いや、決してそうではないだろう。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのため、私たちはだんだん痴愚ばかになってゆくようだ。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)