甲処乙所どこそこ)” の例文
今宵のうちに一眼逢ひて久後きごの事ママなど問ひ置かんと、原来がんらい女丈夫の精悍しく提灯照し甲処乙所どこそこと尋ね廻りし、裏河岸伝ひ思ひがけなき材木の小蔭に鼾の聴ゆるは
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)