魯文は、『仮名読新聞』によって目醒めざましい活躍をした人で、また猫々道人みょうみょうどうじんとも言ったりした。芸妓を猫といい出したのも、魯文がはじめである。魯文は後に『仮名読新聞』というものを創設した。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)