犬冢印南いぬづかいんなん)” の例文
犬冢印南いぬづかいんなんは此年十一月十二日に歿した。今川槐庵が此年に歿したことは蘭軒の詩に由つて知られるのみで、其終焉の月日は未詳である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
舟遊には犬冢印南いぬづかいんなんと茶山との両先輩の下に、蠣崎波響かきざきはきやう、木村文河ぶんか釧雲泉くしろうんせん、今川槐庵及蘭軒が来り集つた。しかし誰が何時此遊を企てたか未詳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)