物奇ものず)” の例文
その毒々しいまでの物奇ものずきには、もう既に呆れを通り越してしまって、何か凸凹の鏡面でも眺めているような、不安定なもどかしさを感じて来るのだった。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)