片日蔭かたひかげ)” の例文
そして、髪や襟元をつくろいなおしている様子なので、弦之丞は、あえて意にとめるところなく、そのまま森の片日蔭かたひかげ辿たどって、ピタピタと先へ歩みはじめた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)