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熮
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た
ふりがな文庫
“
熮
(
た
)” の例文
老船頭 (若い男と共に、今また
熮
(
た
)
でかけた手をやめて、辰三郎に注目する。「この人が、儀十等に探されているのではないか」と思い)
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
砂地へ曳きあげた、かなり大きな船を——船尾だけしか見えない——老船頭とその子の若者とが
熮
(
た
)
でている。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
老船頭 (茂兵衛の慇懃さに、
頗
(
すこぶ
)
る好意を持つ)はい、いえ、何。もしまだ聞くことがあるなら、知ってる限り、喋舌るよう、その代り俺あ、
熮
(
た
)
でながら返事いうがねえ。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
熮
部首:⽕
15画