“熮”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老船頭 (若い男と共に、今またでかけた手をやめて、辰三郎に注目する。「この人が、儀十等に探されているのではないか」と思い)
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
砂地へ曳きあげた、かなり大きな船を——船尾だけしか見えない——老船頭とその子の若者とがでている。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
老船頭 (茂兵衛の慇懃さに、すこぶる好意を持つ)はい、いえ、何。もしまだ聞くことがあるなら、知ってる限り、喋舌るよう、その代り俺あ、でながら返事いうがねえ。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)