“無漏路”の読み方と例文
読み方割合
むろじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人の遊女ふなばたをたゝいて、有漏路うろじより無漏路むろじへかよう釈迦だにも、羅睺羅らごらが母はありとこそきけと、くりかえしくりかえし、節おかしゅううたい出で候ものか。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
江戸は道庵が第一の故郷である、酒は第二の故郷である、第一の故郷を離れて、第二の故郷へと進んで行くんだ、有漏路うろじより無漏路むろじに帰る一休み、と一休坊主が言ったのは、ここの呼吸だろうテ
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)