無憂樹むうじゅ)” の例文
無憂樹むうじゅの花、色香鮮麗せんれいにして、夫人が無憂の花にかざしたる右の手のその袖のまま、釈尊降誕の一面とは、ともに城の正室の細工だそうである。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)