烏帽子直衣えぼしのうし)” の例文
微行とはいっても、これはしいて人目を避ける必要もないわけで、相当に従者は率いて狩衣かりぎぬ姿ではなく、烏帽子直衣えぼしのうし姿ではいって来た時から、洗練された気品はあたりを圧した。
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)