濕地蕗ヤチぶき)” の例文
濕地蕗ヤチぶきや大いたどりの人影を沒する間をかき分け、水芭蕉や、濕地ぜんまいや、道一面の木賊とくさなどを踏み行き、一條の小流れへ出ると、ちよツとしたドロ柳の曲りくねつた幹の上で
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)