潰瘍患者かいようかんじゃ)” の例文
向うのはずれにいた潰瘍患者かいようかんじゃの高い咳嗽せきごとに薄らいで行くので、大方落ちついたのだろうと思って町井さんに尋ねて見ると、衰弱の結果いつの間にか死んでいた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)