それから机に向って、漢口の水谷へ手紙を書いた。その店へ行くことを断り、なお哲学の研究を続ける決心を告げた。その後で彼は、大学へ選科の入学願書を認めた。
「どうって、まだはっきりしたことではないが……漢口の水谷さんから手紙が来たんです。」
漢口の水谷から送ってくる僅かな学費は、ともすると途切れがちだった。
“漢口”の解説
漢口(かんこう/ハンコウ、簡体字:汉口、繁体字:漢口、Hànkǒu、武漢語:/xan˧˥kʰəu˦˨/、英語:Hankou/Hankow)とは、漢水の北岸、長江の西岸に位置し、長江と支流の漢水が合流する所を指す地理名称である。
(出典:Wikipedia)
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