涼風冠りょうふうかん)” の例文
笑いながらその渓流の水層岩に身を立てた時、初めて、小仏全山の緑翠りょくすいをかしらにあつめ、涼風冠りょうふうかんとしていただいたかの如き清澄さをおぼえました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)