いかにも青臭く衒気げんき満々のもののような気がして来て、全く、たまらないのであるが、そこがれいの鉄面皮だ、洒唖々々然しゃあしゃあぜんと書きすすめる。
鉄面皮 (新字新仮名) / 太宰治(著)