池部郷助いけべごうすけ)” の例文
稲城は小身の御家人ごけにんで、主人の八太郎夫婦と下女一人、しもべ一人の四人暮らしである。折りから主人の朋輩の池部郷助いけべごうすけというのが来合せて、奥の八畳の縁さきで涼みながら話していた。
西瓜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)