“氾濫（ハンラン）” の例文

氾濫（ハンラン）させましたから、或はそういう出版インフレ時代のホンヤク丈についてさえも玉と石とをふるいわけることも必要でしょう

獄中への手紙：12 一九四五年（昭和二十年） (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)

カク手ガ氾濫（ハンラン）シテ来テ、何ヲ書イテモ、ドンナニ行儀ワルク書イテモ、ドンナニ甘ッタレテ書イテモ、ソレガ、ソンナニ悪イ文章デナシ、ヒトトオリ、マトマリ、ドウニカ小説、佳品

創生記 (新字新仮名) ／ 太宰治(著)

“氾濫”の意味

《名詞》
氾濫（はんらん）

河川などが増水し、その水が溢れ広がること。

（context、figuratively）ある物事が社会一般に大量に出回っていること。
(出典:Wiktionary)

“氾濫（洪水）”の解説

洪水（こうずい、en: flood）とは、通常の境界・範囲を超え、大量の水があふれることである。特に通常は乾いている土地へと水があふれ出すことが多い。常態では水が無い陸地が水によって覆われること。河川管理上においては単純に豪雨などで水位が上昇し流速が速くなることを洪水と呼ぶことがある。日本の国土交通省の定義もこれに準じ、河川から水のあふれ出す「氾濫」は洪水のうちの一つの現象となる。一方日本国気象庁の定義においては、増水により河川敷内部、さらには堤防の外にまで水があふれ出すことを指す。
(出典:Wikipedia)

氾	常用漢字 中学 部首:⽔ 5画
濫	常用漢字 中学 部首:⽔ 18画