水蛭子みづひるこ)” の例文
私はまた葦船に乘せて流し捨てられたといふ水蛭子みづひるこの神話を自分の胸に浮べて、あの最初の創造といひ傳られたことを、かうした水草のかげに想像したいやうにも思つた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)