此状このさま)” の例文
復浪が来て、今度は馬の腹までも噛まうとする。馬はそれでも平気である、相不変ズン/\進んで来る。肇さんは驚きの目を睜ツて、珍らし気に此状このさまを眺めて居た。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
肇さんは驚きの目を睜つて、珍らし氣に此状このさまを眺めて居た。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)