欣之助きんのすけ)” の例文
弟の貞二郎はまだよかったが、長男の欣之助きんのすけは七歳になるだけむつかしかった。その頃は神経質の寝つきの悪い子で、夜半にふと気づくと起きあがって泣いていたりした。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)