極大マキシマム)” の例文
天の極大マキシマムから地の極小ミニマムへと弾道を描いて揺れ動き、あはや腕がもぎれて混沌の奈辺へでも吹き飛んだかとおもふと、虚空に円を劃したのみで、彼の魂はもとの位置にぶらさがつてゐた。
裸虫抄 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)